着物のお話。

勘三郎さんの歌舞伎を観に行った今年の夏。もちろん着物チェックも忘れずに楽しませていただきました。
やはり梨園の奥方の着物姿はとても素敵でした。派手でなく、地味でなくお上品でしっとりとはんなり。う～～ん、絶妙なバランス、目の保養。と一人ブツブツ。

初日の連獅子のとき、私は友人と外にいてパンフレットを買うための長い列に並んでいたのですが、チラッと後ろを振り返ると着物姿の二人連れのお若い女性。あら綺麗な二人。着物もよく似合ってるわ～。
ん？？イチョウの柄の帯。おぉ～～中村屋の大ファン！！！なんですね、さすがですね～。足元は二人揃ってあれは「小松屋」さんの草履ではないのか？と思った瞬間に二度見しました。(^_^;)
多分そうだろうなぁ～、いやぁ～二人で履いてると、着物雑誌から抜け出たみたいじゃないの～ぉ。いいじゃん、いいじゃん！！小松屋シスターズ！と勝手に命名。あのBAGは「井澤屋」さん？白地で素敵じゃないのよぉ～～。


「法界坊」の時座席に座っていたら通路を前に歩いていく人が。いやぁ～～っ、綺麗なかんざし。しかも髪型がとっても素敵！！！なアップスタイル。自分でやったんではなくて多分キチンと美容室でやってもらったんでしょうね。でもNYにこんな髪型が出来る人がいたんだ。何処の美容室でやったんだろ？聞いたほうが良かったかなぁ。かんざしも派手ではなくて華やかなんです。このお上品スタイル、真似したい～～っ。私もいつかここぞっって時が来たら（それはいつ？）ばしーっとこんな綺麗にしてもらいたいなぁとまたブツブツ。

そこでふと思いました。
こんな綺麗なお姉さん達は（私の方がずーっと年上ですが。）いったい何処でお食事をなさるんでしょ？ミッドタウンのホテルに泊まってるでしょうから、それなりにミッドタウンやアップタウンの高級レストランとかに行くんだろうなぁ。
去年？出来たフレンチレストランのロブションとか行くと、そりゃぁもう来ているお客様、お店の方々に褒めちぎられお姫様のように扱って頂くのでしょうねぇ～。と勝手に妄想。こんな綺麗な二人が来たら、レストランも華やぐってもんです。


マンハッタンの離れ、イーストビレッジの江差レストランとか知らないでしょうし、まぁ間違っても来ないでしょうねぇ。旦那が握るお寿司でもつまんでいってくださらないかなぁ～～っとむなしい心の叫び。

水曜日。
火曜日の紗の訪問着から、ポリの着物に着替える。そろそろ大切にとっておいた新しいウレタン底の草履を履こうかしら…いや、これはちりめんの鼻緒だから暑苦しい。ゴミ箱からボロボロのウレタン底の草履を拾い上げこの夏いっぱい履くことを決意。

上っ張りを着てお店のトイレ掃除をし終えたCinderellaは（あっ私のことね。）さっ、今日も元気にお仕事！！

ゆき先生のお知り合いの方から予約の電話が入ったので、席をご用意して。
いらっしゃいませ。ん？？私の頭の中ちょっと狂ってるのか？昨日か一昨日お見かけしたような気が……多分そう、あぁ～～っ！！絶対そうだわ～～～っ。こんなことってあるんですね～、ビックリ！！ビックリ、ひゃっくり、ごゆっくりぃ～～。(@_@)

小松屋シスターズが現れたんですぅ～。まじでーーーっ！！と一瞬ぼーっと私はつったってました。お着物ではなかったのですが、昨日の今日だもんね、やっぱり私服でも分かりますわ。

小松屋シスターズはご姉妹ではなくお友達同士で、NY在住の方と、日本からいらっしゃったお友達。そのお母様が髪を結ってくださったそうです。やっぱり～～っ、メイドインNYじゃなかったのですね。残念。

しかしとても不思議なご縁でした。こんなことってあるんですね～。

ありがたいことに、神様は私の小さなお願いをとても良く聞いてくれます。ですので、神様っ！！今度は、１５０ミリオンだらーの宝くじ当たりたいですぅ～。そこんとこヨロシクっ！！